ポイント経済圏をうまく節約に活用しよう。
ポイント経済圏の解説とお得な選び方。
キャッシュレスの番組やお金の特集をしている雑誌で紹介されることが多くなった「ナントカ経済圏」というのは、同じ企業がやっているいろんなサービスを一括で利用することで、そのなかでお金を回していることです。
節約を考えるならひとつの経済圏に集中することで、ポイントも貯まりやすくなり、還元率も高められます。
2019年はとにかく「お得な◎◎ペイを使う」という話題が多かった年でした。
2020年は単純に「電子マネーの◎◎がいい」とか「◎◎ペイのこのキャンペーンがお得」とかそういうレベルの考え方ではなく、「節約するために自分に合った経済圏を選択していく」という考え方がメジャーになってくるでしょう。
要約ポイント
- 2020年に節約志向でトレンドになりそうなのはポイントを集約していく「ポイント経済圏」の考え方
- 6大ポイント経済圏の基本を解説「楽天経済圏、ヤフー経済圏、LINE経済圏、ドコモ経済圏、au経済圏、セブン経済圏」
- 実際の6大共通ポイントとは異なっているので注意
ポイント経済圏で節約する
ポイント経済圏を節約に活用するという考え方は2020年にきっと流行る考え方で、新しい考え方ではありません。
2019年は乱立するナントカペイにフォーカスが当たりましたよね。電子マネーやクレジットカードも連動して利用が格段に伸びたというデータもあります。
特にキャンペーンが話題をさらった「PayPay」や「LINE Pay」などのバーコード・QRコード決済などです。使えるお店も驚くくらい増えました。
もちろん政府の消費税増税に絡んだキャッシュレス・ポイント還元事業も後押ししていましたが、実施期限は2020年6月までと終了が目前に迫ってきました。
せっかくナントカペイやクレジットカードを作ったので今後も継続的にお得になる仕組みづくりを、面倒じゃないレベルでやりたい!っていうのは誰しも思うことだと思います。
基盤になる日本7大共通ポイントとは?
ポイント経済圏の考え方の基礎になるのが「共通ポイント」です。
いろんな企業が提携をしていて、貯めやすいように仕組みを作っているのが特徴です。
- 楽天スーパーポイント:ご存知楽天サービスのみならずドラッグストアでも貯まります
- Tポイント:TSUTAYAだけじゃなく、Softbank携帯でもゲット、PayPayに押され気味
- Pontaポイント:auWALLETポイントがPonta導入により注目が集まっている
- dポイント:ドコモ系のサービスでなんでも貯まるすごいポイント
- JREポイント:生活の必要経費のひとつ、交通費で貯まるようになるポイント
- nanacoポイント:セブンイレブンやヨーカドーでメインに貯まる。ネットECでも注力中
- WAONポイント:生活に欠かせないイオンで貯まる。
・・・といったポイントがあることは理解していても、どう買物をするようにすればポイントがうまく貯まるのか?
という話はなかなか考えませんよね。
でも家電を買う時はコレをして、食料品はコレで。。。と、あっちこっちに悩んだりすると手間もかかりますし、疲れちゃいますよね。
ネットショップひとつとっても値段を比較して安いところで購入しても、脳みそをたくさん使うから結局お得だったのかわからない・・・
この「ポイントを貯める考え方」を「判断する時、疲れないで自然にできるようになる」のが、「ポイント経済圏」という考え方です。
普段自然に出費するもので、どれだけポイントになるか、使い勝手がいいか。というところにかかっています。
JRのJREポイントもとても増えてきていますが、都内・関東圏以外だと貯まる仕組みがほとんどありませんのではずしました。
共通ポイント経済圏
- 楽天経済圏:日本のネットサービスといえば楽天ともいえるほどなんでもポイントに還元されている。ふるさと納税やポイント投資も節約の視点から注目が集まっている。
- ヤフー・Softbank経済圏:2020年もPayPayサービスを本格的に展開。ケータイ契約の優遇があるため、囲い込みやすい。
- LINE経済圏:LINE PayとPayPayの統合でLINEが目指す部分が不透明に。クーポンやネットショッピング・銀行振り込みはとても使い勝手がいい。
- ドコモ経済圏:NTTドコモの契約がなくてもdアカウントでdポイントの恩恵が受けられるキャンペーンをたくさん開催
- au経済圏:auPAYのPontaポイント化や、金融スーパーアプリを目指す方向性が見えてきて存在感が2020年にグッとあがる可能性
- セブン経済圏:2019年のセブンペイ失敗を糧にセブン&アイグループでのnanacoポイントの貯まりやすさやセブン銀行ATMの使い勝手を大幅向上させている
ざっとみていると、共通ポイントとは違った面白さがありますよね。
リードしているのは「楽天経済圏」です。節約をテーマにしたユーチューバーやブログが「楽天経済圏」の攻略やキャンペーンの仕組みなどをとても詳しく解説しているところが多くなりました。
2020年は「第4のキャリア」として携帯電話事業も(本来2019年10月からだったのが)ようやくスタートするかたちなので、期待大ですね。
やはり携帯電話のキャリアSoftbank、ドコモ、auが存在感が大きいです。LINEも格安SIMでシェアをとってきています。携帯電話というプラットフォームは経済圏でお金を回してもらうときに必要なのでしょう。
セブンの存在感、そしてここには掲載していませんがイオンの存在感が今後、どう増えていくのか期待ですね。
イオンはイオンでイオンモバイルという格安SIMをリリースしています。
まとめ
- 2020年に節約志向でトレンドになりそうなのはポイントを集約していく「ポイント経済圏」の考え方
- 6大ポイント経済圏の基本を解説「楽天経済圏、ヤフー経済圏、LINE経済圏、ドコモ経済圏、au経済圏、セブン経済圏」
- 実際の6大共通ポイントとは異なっているので注意