｢Bank Pay（バンクペイ）｣はいつから開始？ゆうちょPayなどと加盟店相互開放は？

｢Bank Pay（バンクペイ）｣という「横浜銀行のはまPay」や「福岡銀行のYOKA!Pay」や、「5月スタートのゆうちょ銀行のゆうちょPay」が参画しているQR決済が2019年秋にスタートすることが発表されている。

多くの金融機関が関係してくるこの壮大な｢Bank Pay（バンクペイ）｣の仕組みや考えられる内容をまとめました。

要約ポイント

BankPayアプリの仕組みを公開資料からまとめてみた図解だ。（リンク先はジェイデビットHPのPDF）

Bank Pay（バンクペイ）とは

｢Bank Pay（バンクペイ）｣とは、オールバンク（＝すべての銀行をつなげる意味だろう）のスマホ決済サービスという触れ込みのモバイル決済アプリのことです。

2019年5月にスタートの「ゆうちょ銀行のゆうちょPay」もその枠組みの中に入っています。

昨今とても話題になっている「QRコードを使った決済」は、クレジットカードや電子マネーよりも決済手数料が安価なため、導入するお店側としては嬉しいポイントですね。

Bank Pay（バンクペイ）で使える・支払えるお店

｢Bank Pay（バンクペイ）｣が使えるお店、支払いができるお店はどういうところになるのでしょうか？

使えるようになるお店は「＝加盟店（かめいてん）」として登録されたお店やサービスに限られるため、営業が盛んになっています。

クレカや電子マネーと違い、大掛かりなPOSシステムというレジを入れなくても導入ができるため、今までキャッシュレス化をためらってきた「個人店」「小規模なお店」が、ひとつの大きなターゲットになっています。

お店専用のQRコードステッカーをレジ横に設置するタイプだと、導入コストがほぼかからないというのがポイントですね。

｢Bank Pay（バンクペイ）｣自体の加盟店はまだ公開されていません（2019年4月現在）が、仕組みとして先行している「横浜銀行のはまPay」や「福岡銀行のYOKA!Pay」の加盟店はリストに入ってくる可能性がとても高いです。

加盟店の相互開放

資料でもネットワークや加盟店の相互開放にむけて検討しているという記述があり、とても期待されます。

J-DebitのQR版は｢Bank Pay（バンクペイ）｣ということを覚えておくといいだろう。

日本電子決済推進機構が展開しているこの｢Bank Pay（バンクペイ）｣は、みずほ銀行を筆頭に、三井住友銀行、三菱UFJ銀行などのメガバンクから、多くの地方銀行、信用金庫なども対応予定なので、QR決済だけの点ではJ-CoinPay（ジェイコインペイ）と競合していく可能性が高い。

みずほ銀行はJ-CoinPay（ジェイコインペイ）は？

みずほ銀行の「J-CoinPay（ジェイコインペイ）」はどういう関係になるのだろうか。

続報があれば追記していく。

銀行Pay？

｢Bank Pay（バンクペイ）｣はGMO-PGの「銀行Pay」とは異なる。ややこしくて混合しそうになるが、別物だ。その当たり資料では触れられてない。

「銀行Pay」は「GMOPG（ジーエムオーペイメントゲートウェイ）」のシステムなので、この仕組を取り入れている北海道銀行やりそなグループ、北陸銀行なども「銀行Pay」側の相互連携で今後拡大する可能性がじゅうぶんに期待される。

というか対応してくれないとPringに負けちゃうと思うんですけどねｗ（編集部談）

J-Debitもリニューアル

「BankPay（バンクペイ）」の報道にあわせて、J-Debit（ジェイデビット）のホームページもリニューアルしており、キャッシュレス化推進の日本の政策に大きく乗ろうとしているのが伺える。

J-Debit（ジェイデビット）は銀行のキャッシュカードで、お買い物の支払いができるサービスのこと。

約1,300の金融機関で使えることから、この「BankPay（バンクペイ）」への取り組みも、ここからつなげているのだろう。

情報まとめ

旅先でも自分の地方銀行口座から直接支払いができるため、現金を持ち歩いたり、わざわざ手数料を払って、コンビニのATMなどでおろしたりする手間が軽減されたりするのが具体的な利用シーンになるのだろう。