チョット誰か「お得を整理して!」
ってことで、お得の仕組みや何割引という表現の種類から、本当にお得なものを見抜いていく解説です。
店頭やネットショップで、そこかしこに当たり前のように存在する「この子たち」それが、お得表現です。
要約ポイント
- 10%オフ、10%キャッシュバック、100円引きなどのお得表現どう違う?
- 実際の額面に計算するのが大切!金額や特性がみえてきます
- 低額商品を買う時は100円引きなど額面がついたもののほうがいい
セール品やお得キャンペーンで目にする表現
10%オフ、10%キャッシュバックなど、セール品やお得キャンペーンで目にする表現。
- 10%オフ
- キャッシュバック
- ポイント還元
- 100億円山分け
具体的にどれがいちばん「お得」なのか?節約になるのか?
実はこれらは各社・キャンペーンごとに「わかりづらいようになっている」のです。
比較しやすいように表現を揃えてもらえると、具体的に「ここのお店は○○を買うなら○○円お得だ」というのがわかりやすいです。
この記事ではよく見る「お得表現」や「お得のタイミング」などからどの表現が本当はわかりやすいのか考えていきます。
10%オフ・20%オフ(値引き)
- 基本:元の商品の金額が高ければ高いほど値引率が上がる仕組み
- お得タイミング:%オフ値引きは直接買う時
- 注意点:元値を上げられると意味がない
まずはお得表現の定番「10%オフ・20%オフなどの値引き」です。
販売されているお値段の「10%・20%の金額を値引きした」値段で買うことができます。割合に直すと「1割引・2割引」という表現ですね。
1000円の商品を買う時だと10%は100円になりますので、実際に支払う金額は900円になります。(消費税の話は置いておいてくださいね)
それだと「値段付きの150円引きクーポン」とかのほうが割引率が高くなります。
ただ、10000円の商品を買う時の10%は1000円です。これだと比較したら「値段付きの150円引きクーポン」よりもお得ですよね。
つまり同じ「10%オフ」でも、もともとの商品のお値段が高ければ高いほど「○○%オフ」というのはお得になる仕組みなのです。
逆に言うと、高いものを買う時は「○○%オフ」という表現に敏感になったほうが良いですね。
お得のタイミング
また、「お得のタイミング」という考え方も知っておきましょう。
「お得のタイミング」というのは「お得表現」によって実際にお得になる瞬間が違うという意味です。
ナントカ%オフ、何割引という売り方の場合、購入時が「お得」になります。この「お得のタイミング」は他の表現も読んでいくととても理解しやすいです。
%オフ値引き系の注意点
なかには「○%オフセール」などが始まるときにあわせて、元値を釣り上げて商売する会社さんがいます。
売りたい値段から目立たないように10%あげたものから、10%値引きしていますと表現するのです。
これは常に商品の値段に敏感になっていないと気づかない詐欺のようなものですよね。
10%・20%還元(ポイント)
- 基本:元の商品の金額の○%を次回の買い物で利用できるポイントや割引券としてもらえる仕組み
- お得タイミング:ポイントを消費しないとお得にならないので次回の買い物の時
- 注意点:有効期限切れや使える場所など限定されます
次に「10%・20%還元としてポイント付与」のパターンです。
1000円だと10%、100円ぶんのポイントがつくので、次回100円引きとして使えるというものです。
1000円で20%還元だと200ポイントですよね。
「10%オフ」系と同様、もともとの商品のお値段が高ければ高いほど「○○%で還元されるポイント」というのはお得になる仕組みです。
ここで「お得のタイミング」を考えてみましょう。
実際にお得になるのは「次回以降の買い物」になることが前提になりますので、今回しか買わない場合はあまり意味がありません。
それどころか次回ポイントを使うために何かしら来店させて買わせることができるのでお店にとっては嬉しい売り方なのです。
クレジットカード会社やマイナーな会社のポイント還元だったりすると実は注意点があります。
ポイント還元系の注意点
- ポイントが貯めにくい
- ポイントを貯めたとしても使い道がない
- ポイントを使える場所が限定される
- ポイントに有効期限があって現実的に使う方策がない
- ポイントをもらえるのがいつなのかがわかりにくい
注意点はまだありますが、代表的なものを考えるとこういう落とし穴になりますね。
1つ目は、物理的に「貯めにくい」構造になっているケース。ポイント還元率が低かったり、ポイントをもらえる対象品が少なかったりする場合です。
なかなか使える数字まで貯まらなくて結局忘れちゃうものですね。
忘れちゃう場合は、お得になりません。
ポイントは、使って初めてお得になるので、使うまでは1円にもならないことを忘れちゃいけませんね。
ポイントをもらえるのがいつなのかがわかりにくいというのは、PayPayのキャンペーンなどにありがちです。
買い物をした直後にすぐ還元されるボーナスのほかに、翌々月末にチャージされるもの、などなど、ポイントをもらえるのに時間がかかるものが意外とあるんですよね。
忘れた頃にチャージされて使うのを忘れちゃう…なんてことも!
でも次回買い物でポイントを使わないと「お得」を得られないですのでちゃんと覚えておきましょう!
100円クーポンなど金額・額面値引き
- 基本:金額の○○円を直接値引きして売る仕組み、いくら得をしたかがわかりやすい
- お得タイミング:直接買う時
- 注意点:有効期限や対象商品が限定されていたり条件が細かいケースが多いです
最後に「100円クーポンなど金額・額面値引き」です。
実際の金額がわかっているクーポンは、低額のものだととてもお得になります。
300円を100円引きクーポンを使うと、200円で買えますよね。これって33%引きになっています。
ポイントとしては安いものを買う場合は何十円引きクーポンとかも実はあなどれないということです。
筆者はけっこう舐めてました。とりあえず「20%引き」になるものを使えばいいと思っていましたが、厳密に計算すると、1000円のものを買う時の20%引き=200円と、高額クーポン250円引きだと、その差は歴然としています。
気づきにくいのは低額の買い物ですね。
10%や20%キャッシュバックやポイント還元というのは商品の値段が安ければ安いほどそんなにリターンがありません。
逆に言うと高いものを購入したときのリターンが高いためです。
クーポン割引系の注意点
- 有効期限や、使える適用範囲や条件決まっている事が多い
- 紙媒体だと紛失してしまうことが多い、最近はデジタルが多い
- あまり低額だと使ってもらえない
注意点はまだありますが、代表的なものを考えるとこういう落とし穴になりますね。
ヤフーショッピングやPayPayモールなどで利用できるクーポンを発行している「毎日お得! ショッピングクーポン」のページはおすすめです。
人気のクーポン券は「それだけお得だから使う人が多い」という裏付けにもなります。
情報まとめ
- 10%オフ、10%キャッシュバック、100円引きなどのお得表現どう違う?
- 実際の額面に計算するのが大切!金額や特性がみえてきます
- 低額商品を買う時は100円引きなど額面がついたもののほうがいい