auのじぶん銀行がカードローンのPRに、美少女を起用したようだ。動画とSNSの組み合わせでひろげていくようだ。
名前は「小鳥遊つぐみ(たかなし)」、auへの入社2年目という立ち位置で、カードローンの部署に配属されたところで企画がスタートしている。
小鳥遊つぐみのポイント
- キャラクターの魅力や設定を作り込んでいる
- なかなか敬遠されがちなカードローンの上手な使い方をアピールするミッションをもつ
- 銀行カードローンの問題が表面化してくるなかでお金のうまい借り方も学べるのでリテラシーの向上にも貢献
じぶん銀行の基礎知識
携帯大手のau(KDDI)が大本のネット銀行。三菱UFJ銀行とKDDIが共同出資している。auのユーザー向けの金融商品(金利の低い住宅ローンとかカードローンなど)をメインに収益を上げるための銀行という印象。
預金残高 | 9068億円 |
口座数 | 299万件 |
純利益 | 10億円 |
出資会社 | KDDIと三菱UFJ銀行 |
auのユーザー向けということで、スマホ、携帯から簡単に残額が確認でき、支払いをじぶん銀行にすることで、お金の管理もシッカリとしやすくなるという寸法である。
小鳥遊つぐみはキラキラしない普通の女子
「小鳥遊つぐみ」というキャラクターは、よくある使い捨てのキャラクターではなく、キャラクターの魅力や設定を作り込んでいて「本気度」がうかがえるくらいになっている。
つくりこまれてる特徴は、
- 水曜日の定時退社を死守している
- アニメ好きなオタクの側面がある
- ちょっと抜けている
特に「小鳥遊つぐみ」部署専門の女子スタッフを用意、「24才の入社2年目スタッフ」のリアリティをあげている。メインのアカウントはフォロワー10000人を超えている。
ほかにも裏垢設定のプライベートアカウントまで用意されているが、こちらは(2018年9月現在)フォロワーが50人と、あまり話題になっていないようだ。
動画のなかでチラッとアカウントが表示されること、飼っている猫の画像がアイコンになっていることがあるが、もしかしたら偽物?かもしれない。
そんなこのキャラクターはインスタ女子やナイトプールのようなキラキラした世界とは無縁の趣味をもっていることをアピールしている。
ドがつくほどのオタクという設定
同僚とのアフターファイブの飲みを断ってまでも趣味に没頭する姿は、リアルな若いスタッフを感じさせる。それも、おじさん世代があまり仲良くなるのが苦手な世代だ。
じぶん銀行の展開するカードローンを今後どううまくアピールしていくのか、注目が集まる。
小鳥遊つぐみの声優:鬼頭明里
なかなか敬遠されがちなカードローンの上手な使い方をアピールするミッションをもつ「小鳥遊つぐみ」の声を担当しているのは、94年生まれで「小鳥遊つぐみ」と同年代の声優「鬼頭明里(きとう あかり)」。
愛知生まれでプロ・フィット に所属している。2014年からの仕事がWikipediaでまとめられており、最近のところだと、ライトノベル原作「七星のスバル(碓氷咲月」や、「はるかなレシーブ(棚原愛衣)」などを担当。
サービス名を連呼する競合他社に対する新しい提案
銀行カードローンの広告の仕方や貸付の問題が表面化してくる社会情勢が、カードローンやキャッシングに対する懸念・疑念を高めているが、この「小鳥遊つぐみ」の明るいキャラクターが、お金のうまい借り方をも教えてくれるので、今までお金やカードローンに興味がなかったひとたちのリテラシーの向上にも貢献が期待されるのではないだろうか。
単純にお金のあるかぎりカードローンの「サービス名」を連呼するだけの競合他社への、ひとつの提案にもなっているのかもしれない。
情報まとめ
- auのじぶん銀行カードローンをPRするリアリティあるキャラクター「小鳥遊つぐみ」
- 電子マネーやキャッシュレスの流れがあるなかで、カードローンの知識を教える目的で誕生している
- 参考:小鳥遊つぐみTUBE-じぶん銀行カードローン