モバイル決済の「PayPay(ペイペイ)」のユーザーが、キャッシュレスの新時代とも思われるべき使い方をSNSで投稿し話題になっている。
その名は「リモート奢り」である。
「リモート奢り」はファミリマートなど「PayPayが使えるお店」にいる友人などにバーコードをスクショ送付し、決済させるというもので、PayPayの登録者以外が本人不在のまま決済を行うことだ。
この「リモート奢り」は規約に違反しないのだろうか?
PayPay(ペイペイ)リモート奢りとは?
奢りでお酒を飲んだことは有るだろうか。
他人のお金でなにかを買ったり食べたりするのはとても気分のいいことだ。自分が身銭を切らずにサービスを受けるので、なにも損していない。
遠隔地にいる人に奢る「リモート奢り」
リモート奢りとはQRコード決済のPayPay(ペイペイ)のバーコードのスクショを他人に送って、送られた人はそのバーコードで決済を行うこと。
遠くにいる相手に奢ることができることから、その名称を使い始めたということだ。
バーコードは5分が有効期限なので、送ってすぐ決済する必要がある。
リモート奢りは規約違反?
PayPay利用規約ページの第7条 (利用停止)という項目で、
(6) PayPay アカウントの登録を行った本人以外による利用の疑いがあるなど、本サービスの不正利用が行われ、または行われるおそれがあると当社が認めた場合
https://www.paypay-corp.co.jp/docs/terms/paypay_consumer_terms/
という条項がある。
不正利用とは、規約にOKした本人以外のひとがこのアプリ発行のバーコードで支払いをしたら、という場合に当てはまらないだろうか。
PayPayはリーガルリスクや規約違反をどうするか
メルカリが理不尽なアカウントロックなどを行ったとして炎上した事件が今年あったが、PayPayも大企業なので、出金周りは厳しい審査が入る可能性がある。
それは、もともと「購入するものに20%還元します」という「転売行為がたくさん現れることが考えられる」キャンペーンなので、この還元時に審査が入るほど慎重なのがPayPayの基本姿勢だ。
本人に悪用の考えがなくても、リモート奢りを行った事実がNGとしてアカウントがロックされてしまう可能性がある。
そのため無闇にリモート奢りはしないほうがいいだろう。
リモート奢りのデメリット
リモート奢りのデメリットを箇条書きでまとめると。
- アカウント停止の可能性がある
- それまでに還元の受けた金額が0になる可能性がある
- NGリストに入る可能性がある
どうしても奢りたい場合
どうしても相手に恩を売りたかったり、奢りたい!という場合もあることだろう。
そんな場合はPayPay(ペイペイ)の強力な機能のひとつ「個人間送金」を試すといいだろう。
PayPay(ペイペイ)個人間送金は、相手もPayPay(ペイペイ)を持っていることが必要だが、個人間送金で簡単にお金を送金することができる。
情報まとめ
- PayPay(ペイペイ)リモート奢りは遠隔地にバーコード画像を送って決済させる方法
- 規約違反の可能性があるのでやらないほうがいい
- PayPay(ペイペイ)以外に実現可能なアプリをさがすか、個人間送金をするのがベター